テカリやベタつきの原因!皮脂と汗の違いって?

気になる肌のテカリやベタつき。不快なだけでなく、これらは吹き出物の原因になります。その大きな要因となっているのが、皮脂や汗です。そこで、皮脂と汗の違いや、テカリやベタつきの原因について、詳しく解説していきます。

皮脂と汗の違い

皮脂と汗はどちらも肌から分泌されるものですが、どのような違いがあるのでしょうか?まずは、その違いを理解しておきましょう。

皮脂とは

皮脂腺から分泌される油脂のことです。中性脂肪で、トリグリセリドや脂肪酸エステル、スクワレンなどから形成されていて、ドロドロとしています。皮脂腺は、特におでこや鼻にかけてのTゾーンに多くあります。

皮脂は、仕事や勉強のストレス、遺伝、生活習慣、多量の汗の分泌などにより、過剰に分泌されます。また、洗顔の行い過ぎや肌の乾燥など、予防できる要因もあります。皮脂が過剰になると、毛穴詰まりを起こしやすくなるので、吹き出物ができる原因になります。

汗とは

皮膚の汗腺から分泌される液体が、汗と呼ばれます。ほとんどが水でできていますが、わずかな塩分や尿素が入っており、体温の調節や乾燥などから皮膚を守る働きがあります。汗腺には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があります。

一般的に汗腺と言えば、エクリン汗腺のことを指します。一方でアポクリン汗腺は、脇の下や陰部、乳輪、足の裏などの毛穴に多くみられます。アポクリン汗腺から出る汗には、異性を惹きつけるフェロモン的な役割がありますが、これが不快なニオイの原因になるとも言われています。

汗が出る要因は、気温や体温、運動、辛いものの摂取、興奮や恐怖などの精神的なものなど、さまざまです。このように、皮脂と汗はまったく別物です。皮脂の主な成分は油である一方で、汗は主に水分で成り立っているということが、特徴的な違いです。

テカリ、ベタつきの原因

テカリやベタつきには、皮脂と汗が関係しています。さらに、皮脂が混ざった汗を放置していると、毛穴詰まりを起こして吹き出物の原因になるので、注意しましょう。

テカリの要因

顔のテカリは、過剰に分泌された皮脂が大きな要因になります。肌全体がオイリーになるので、油分によりテカテカと光を反射してしまいます。

ベタつきの要因

ベタつきも、過剰な皮脂の分泌が主な要因です。さらに、質の悪い汗も関わってきます。汗には「サラサラ汗」と「ベタベタ汗」の2種類があるので、確認しながらベタつきの要因を探りましょう。

サラサラ汗

お風呂やサウナ、スポーツの後にかく汗で、粘度が低くサラサラしています。水以外の成分が非常に少ない汗なので、ベタつきにくいです。

ベタベタ汗

脳から汗を出すよう指令が出ると、血管から汗腺に血しょうが取り込まれます。汗腺は血しょう内の多くのミネラル分を血管に返還して、残りの水分を汗として排出します。この機能を「再吸収」と言います。

しかし、発汗機能の低下や運動不足、睡眠不足などにより再吸収が正常に行われないと、ミネラル分や塩分が汗に混じります。これがベタベタ汗の原因です。水以外に塩分やミネラル分が多く含まれているので、蒸発しにくく、肌をベタつかせる原因になります。

また、ベタベタ汗は不快感とともにニオイがあるので、汗臭くなりがちです。最も厄介なのは、過剰な皮脂とベタベタ汗が混ざるベタベタ肌です。粘度が高く、悪臭を放つベタつき具合になります。

皮脂と汗の対処法

こうしたテカリやベタつきを防ぐには、過剰な皮脂と汗を放置しないことが大切です。ここでは、これらを適切に取り除くための対処法を紹介していきます。

皮脂を取り除くには

肌のテカリが気になる人は、まずは皮脂がどのような要因で過剰になっているかを判断しましょう。自分で解消できる要因であれば、意識してケアすることが大切です。皮脂が過剰になる要因が遺伝や夏場の汗などの場合、避けるのは難しいです。

しかし、ストレスが要因の場合は、リラックスできる趣味や娯楽などで心や身体をケアすると、解消できることもあります。また、洗顔の行い過ぎや肌の乾燥が要因の場合は、洗顔方法を改善したり保湿を促したりして対策しましょう。

特に洗顔料は、界面活性剤を使用していないものを選びましょう。界面活性剤は洗浄力が強いので、肌に必要な皮脂まで落としてしまいます。すると、かえって多量の皮脂が分泌されるようになるので、注意が必要です。

また、解消しづらい要因の場合は皮膚科や肌のクリニックなど専門家に相談して、きちんと対処することをおすすめします。外出先で皮脂によるテカリやベタつきが気になった時は、ウェットティッシュなどで軽く拭き取り、ミストの保湿剤などでしっかりケアしましょう。

汗の対処法

汗が出たら「すぐに拭き取る、洗い流す」ことが大切です。すぐに洗い流すことが理想的ですが、近くに水道がない場合は、タオルやウェットティッシュで拭き取ると良いでしょう。皮脂と汗は、成分や発生元が異なります。

しかし、いずれも放置するとテカリやベタつきだけでなく、肌荒れや吹き出物を引き起こすので、適切に対処することがとても大切です。

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