耳の中や周辺に吹き出物ができる原因と、正しい治し方

耳の中や耳たぶ、付け根、裏側にできる耳の吹き出物。あなたも悩まされたことがありませんか? 目立たないけれど痛みが強く、ケアもしにくい嫌なタイプの吹き出物です。一度できると治りにくく、治ってもくり返しできてしまう傾向があるので、しっかり予防と改善に取り組みましょう。

ここでは日常生活の中に潜む意外な耳の吹き出物の原因や、自宅でできるセルフケアの方法をまとめて紹介します。

耳の吹き出物3つの特徴

吹き出物はできる場所によって、原因や痛みなど症状の現れ方、ケアの仕方などに、それぞれ特徴があります。まずは耳にできる吹き出物の3つの特徴を押さえておきましょう。

特徴1. 痛みが出やすい

耳の吹き出物は、強い痛みが出るケースが多くみられます。頬や背中、お尻とは異なり、耳は複雑かつ繊細な機能を持った器官であるため、神経が密集していて痛みを感じやすくなります。

また、耳は鏡を使っても見にくく、吹き出物の初期段階で気づかないことが多いので、炎症を起こす前にケアができないのも、理由の一つです。

特徴2. 痛みが広がりやすい

医学的な原因は分かっていませんが、耳の吹き出物はほかと違い、頭痛を誘発したり、肩のコリや痛みにつながったりするなど、痛みが広がりやすい傾向がみられます。そのため、耳に吹き出物ができると集中力が損なわれ、仕事や勉強の能率が下がってしまうこともあります。

特徴3. ほかの病気と混同しやすい

耳の吹き出物だと思っていたものが、実はほかの病気だった、ということがあります。一つは「アテローム=粉瘤」という病気で、古くなって剥がれた角質が、皮膚の下に袋状にたまってしまうものです。そして、急性の炎症がうまく治らず、繊維状の塊ができてしまう「肉芽」が挙げられます。

さらに、もともと炎症を起こしていた部分が腫瘍化し、ひどくなると骨が露出したり難聴になったりすることもある「外耳道真珠腫」も考えられます。どれも専門的な治療が必要な病気なので、耳の吹き出物が1週間以上続いたり悪化したりした時は、医療機関を受診して確認するようにしましょう。

耳にできる吹き出物の原因は何?

吹き出物の原因は、毛穴に過剰な皮脂がたまって詰まりを起こすことです。皮脂が詰まると、それをエサにして吹き出物の原因菌であるアクネ菌が大繁殖します。また、詰まった皮脂が酸化して有害な過酸化脂質に変質し、周囲の肌細胞を破壊して炎症を起こします。

では、一般的な耳の吹き出物の原因と対処法を順番に見ていきましょう。原因は、日常的な汚れ、耳にできた傷、ホルモンバランスの乱れの3つに大きく分類されます。

原因1. 汚れ

意外なことに耳は、もともと皮脂が多く分泌される吹き出物の危険地帯です。それに加えて耳の中も耳たぶも複雑な形をしているので、汗や皮脂、さまざまな汚れがたまりやすい環境になっています。
また、耳はスキンケアがおろそかになりがちな場所でもあります。多くの人は入浴タイムには耳を洗い、耳の中も綿棒などで定期的に掃除をします。でも、毎日の洗顔時に耳を洗っている人は少ないでしょう。

そのため耳は、吹き出物ができやすいといえます。最も大きな原因である汚れは、日常生活のさまざまな行為でもたらされます。特に注意するべきポイントを紹介しましょう。

髪の汚れ

どのようなヘアスタイルの人でも、たいてい髪が耳に触れています。髪は埃などの汚れを吸着しやすいので、見た目はきれいでも実際はかなり汚れています。こうした汚れが耳についたり、髪の摩擦刺激が1日中続いたりすると、耳の皮膚のバリア膜が破壊されます。

そうなると耳が乾燥し、それをカバーしようと多量の皮脂が分泌されて吹き出物になるケースがあります。さらに髪にシャンプーやコンディショナーが残っていたり、スタイリング剤を使っていたりすると、それらが含む界面活性剤やプラスティック剤、アクリル系樹脂などの刺激成分によって、耳の乾燥と皮脂の過剰分泌が生じます。

耳に吹き出物ができた時は、人目にさらさないよう髪で隠したくなりますが、悪化を防ぐには、髪が触れないよう耳を出しておくことがポイントです。また、洗顔時には顔だけでなく耳も洗うことが大切です。

よく水分を拭き取った後、保湿効果のある化粧水や美容液などでスキンケアを行いましょう。セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スフィンゴ脂質、レシチンなどが配合されたものがおすすめです。コットンに含ませて、そっと耳に押し当てましょう。

枕や寝具の汚れ

寝具は毎日、6〜8時間もの長い間使用しています。たった1日でも多量の汗や皮脂を吸い込むうえ、剥がれた皮膚の角質や埃も付着していきます。さらに、こまめに洗濯しないと雑菌やダニが繁殖していることも多く、非常に不衛生な状態です。

そこに毎日長時間、耳を接触させているので、雑菌などが移りやすいです。シーツや布団カバー、毛布、枕カバーは清潔に保つことが重要です。特に枕カバーは最低でも2〜3日に1度、耳に吹き出物ができている時は毎日、清潔なものに取り替えましょう。

また、髪はきれいに洗髪してから寝具を使うようにしましょう。濡れた髪で寝具を湿らせてしまうと雑菌の繁殖を促すので、しっかり乾かすことも大切です。

イヤホンの汚れ

意外ですがイヤホンも、耳の汚れの原因になります。通勤、通学時やジョギング、エクササイズの時、音楽をお供にする人も多いでしょう。でもお手入れに気を遣っている人は、あまりいないかもしれません。

イヤホンには、耳の皮脂や汗、剥がれた角質が多量についています。密閉する構造になっているので蒸れて、汗や皮脂が多く出るためです。こまめに洗浄しなければ、どんどん雑菌が繁殖します。スポンジカバーがついている場合は、ダニが繁殖することもあります。

こうした不衛生なイヤホンを使用すると、耳に雑菌などが移り、皮脂を増やして吹き出物の原因になります。イヤホンは耳に直接つけるものなので、定期的にきれいにしましょう。シリコンやスポンジカバーがついているものは、取り外してハンドソープなどで水洗いをします。

取り替え用カバーが販売されている場合は、利用すると良いでしょう。またカバーがついていないタイプのものは、プレイヤー本体からイヤホンを外したうえで、少量の石鹸水を含ませて硬く絞った布で耳につく部分を拭きます。

原因2. 傷

本人も自覚していない耳の傷が吹き出物の原因であるケースは、しばしばみられます。耳は意外にも、ささやかな刺激で傷ついてしまいます。耳かきや綿棒を使っての耳掃除でも、特に強く引っかいたわけでもないのに、血が出た経験がある人もいるでしょう。

何気なく爪で触ってしまっても、爪についている雑菌が耳に移ってしまう危険もあります。耳にできた傷から雑菌が繁殖すると、皮脂を増やし、アクネ菌を繁殖して吹き出物をつくります。雑菌の温床になっている耳では、あっという間に炎症を起こして化膿してしまうので、注意が必要です。

耳かきにはやわらかい綿棒を使い、できるだけソフトに行いましょう。そして過度な耳掃除を控えることも、対策になります。耳掃除を毎日している人は多くいますが、耳の中についてはそれほど頻繁な掃除は不要です。

むしろ毎日行うことで肌を刺激し、汗や皮脂の分泌を過剰にして吹き出物をつくりやすくするので、週2回を目安に行いましょう。

原因3. ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れた時、耳はその影響が出やすい器官の一つです。耳に吹き出物ができたら、それはホルモンバランスが不調であるサインかもしれません。ライフスタイルを振り返って自分の体調をチェックし、問題があるか確認しましょう。

女性ホルモンのバランスが乱れると、生理や自律神経、そして肌に問題となって現れます。生理に関しては、生理不順や月経前症候群、不正出血などが多くみられます。

また、女性ホルモンを分泌するよう指令を出す脳の部位と、自律神経をコントロールする部位が近いため、自律神経に関連して、頭痛や不眠、倦怠感、めまい、動悸、手足の冷え、のぼせ、異常な発汗などの症状が現れることもあります。こうした問題も生じていたら、耳の吹き出物の原因はホルモンバランスの乱れである可能性が高くなります。

ホルモンバランスの乱れは、睡眠不足や偏った食事、運動不足、ストレスにより引き起こされます。心当たりがある人は、以下の対処法をぜひ実践してみましょう。

  • 毎日11〜12時までに就寝する
  • 睡眠時間は毎日6〜8時間確保する
  • 食事を抜いたり暴食したりせず、適量を規則正しく食べるようにする
  • ファストフードをやめ、脂肪と糖質の摂り過ぎに注意する
  • 大豆イソフラボンを含む納豆や豆腐、豆乳を積極的に摂る
  • 女性ホルモンを高めるビタミンB6を含む、マグロ、カツオ、レバー、ナッツ類を摂る
  • 女性ホルモンを高めるビタミンEを含む、アボカド、かぼちゃ、うなぎを摂る
  • 自律神経の働きを助けるカルシウムを含む、小魚、ごま、ひじきを摂る
  • 朝晩にストレッチやヨガ、セルフマッサージを行って身体の状態を把握し、整える
  • 運動の習慣がない人は、軽いウォーキングなど手軽に始められるものを習慣にする
  • アルコールとタバコはできるだけ量を控える
  • デジタル機器から離れて休息する時間を、毎日確保する
  • 休日にはゆったりと、心が快適に感じることをして過ごす

顔と同じようにきれいに洗ってスキンケアを行い、間違った耳掃除を止め、枕カバーや寝具を清潔にして、髪を上げて耳を出す。扱いの難しい耳の吹き出物ですが、これだけですんなり治ることが多いです。普段はあまり気にかけず、手をかけることも少ない耳ですが、耳が喜ぶ丁寧なケアを意識的に習慣にしていきましょう。


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