思春期ニキビができやすい場所はおでこから鼻にかけてのTゾーン

身体と心が大人に向けて成熟する10代の思春期。この思春期は、ニキビが多くできる時期でもあります。特におでこから鼻にかけてのTゾーンは、ニキビが頻繁に発生する場所です。ここでは、なぜTゾーンに思春期ニキビができやすいのか、その理由や適切な対策について紹介します。

思春期ニキビができやすいのはTゾーン

思春期ニキビに悩まされている人は多いでしょう。ここでは、TゾーンにニキビができるメカニズムやTゾーンの特性、特徴について紹介します。

なぜTゾーンに集中してニキビができるのか

Tゾーンとは、おでこから鼻にかけての部分を指します。鼻の頭を触ったら、皮脂がべっとり付いた…なんてことはありませんか?このTゾーンと呼ばれるエリアには、特に皮脂腺が多く存在するため、顔のほかの部位よりも皮脂の分泌が激しくなります。

さらに、身体の成長期である思春期は、代謝が著しいため、多量の皮脂が分泌されます。皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなってニキビの原因になります。そのため、思春期のTゾーンは特にニキビが集中してできやすい場所といえるのです。

自律神経が刺激されることにより多量の皮脂が出る

自律神経には、交換神経と副交感神経があります。皮脂の量はこの自律神経によってコントロールされているので、通常、適度な量の皮脂が分泌されています。しかし、自律神経が刺激されると、そのコントロールも乱されてしまいます。

ホルモンバランスが崩れて交感神経が優位な状態となり、これにより皮脂腺が刺激されて、多量の皮脂が分泌されます。特にTゾーンは、ほかの部位よりも皮脂の排出量が多いため、毛穴を詰まらせ、ニキビができやすくなります。

自律神経が刺激されて乱れる原因は、ストレスです。ストレスには、肉体的ストレスと精神的ストレスの2種類があります。それぞれの要因を見てみましょう。

肉体的ストレス
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 栄養不足
  • 不規則な生活
  • 騒音
  • パソコン
  • 気温
精神的ストレス
  • 勉強
  • 友達付き合い
  • 失恋
  • クラス替え
  • 引越し
  • いじめ
  • 転校
  • 将来への不安

Tゾーンのニキビ対策

Tゾーンのニキビ予防策、またニキビができてしまった場合の対処法には、どのようなものがあるでしょうか。それぞれ確認しておきましょう。

予防策

前髪がおでこや鼻にできたニキビに触れると、髪の脂分やシャンプーの界面活性剤などが悪影響を与え、ニキビを悪化させます。髪の毛がTゾーンに触れそうなときは、ピンで止めたり、前髪を切ったりして対策をとりましょう。

また、洗顔方法にも十分注意が必要です。Tゾーンは顔の中でも最も毛穴の数が多いため、多量の皮脂が排出されます。だからといってゴシゴシこすったり、強い洗浄力の洗顔料などで執拗に洗ったりすると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまいます。

このような状態になると、肌はバリア効果を保とうと皮脂を多量に排出するため、逆効果です。適度な洗顔を行い、皮脂が排出されるコントロールを狂わせないことが重要です。

予防策1. 睡眠をとり、ストレスをためない

不規則な生活や肉体的・精神的ストレスは、ニキビができる原因になります。なるべく規則正しい生活を行って十分な睡眠をとりましょう。ストレスは抱え込まず、発散するツールを常に用意して、定期的に気持ちのガス抜きを行うことが大切です。

予防策2. ビタミンBを摂取する

ビタミンBは、肌を美しく保つために必要な栄養素です。不足すると細胞が正常につくられなくなり、肌荒れやニキビの原因になります。豚肉や大豆、うなぎ、昆布など、毎日の食事にビタミンBが豊富な食材を取り入れることが大切です。

予防策3. 洗顔料を使ってしっかり洗顔、保湿

ニキビ予防には、正しい方法で洗顔を行うことがとても効果的です。できれば、陽イオン界面活性剤を使っていない洗顔料を使いましょう。では、手順を紹介していきます。

  1. 手を洗った後、ぬるま湯で顔を素洗いする
  2. 洗顔料をしっかりと泡立て、顔に泡を乗せるようにして顔の汚れを落とす
  3. 顔に洗顔料が残らないようしっかりと泡を落とし、丁寧に洗い流す
  4. 柔らかいタオルを押し当てて、水分を取り除く

運動後や目覚めた後などは、顔に皮脂やほこりなどがたまっているので、鼻の付け根や髪の毛の生え際なども意識して、しっかり洗顔を行いましょう。洗顔を行うタイミングは、Tゾーンがベタベタしてきたら、が目安です。洗顔後は油分を含まない保湿剤を使って、乾燥から肌をしっかりと守りましょう。

できてしまったときの対処法

Tゾーンにニキビができた場合は、こまめに洗顔を行うなどして、なるべく丁寧に扱うことが大切です。つぶすと、ニキビ跡が残ることがあります。ニキビ跡が消えるまでには年単位の時間が必要となりますし、運が悪いと一生残り続けることもあります。

ニキビをつぶし続けると、クレーター肌の原因にもなります。特に眉毛の上のラインや眉間、鼻などのTゾーンにできたニキビは、比較的人目につく場所なので、跡が残ったら大変です。また、薬用の洗顔料を使って洗顔することも大切です。

ニキビの症状が深刻な場合は、皮膚科へ行き、処方してもらった薬を患部に塗って、炎症や腫れを抑えましょう。

Tゾーンの肌ケアにおける注意点

Tゾーンは皮脂が多量に分泌されるからといって、むやみに肌のケアを行うと、逆に肌荒れやニキビの原因になることがあります。肌ケアは、次の2点に注意して行いましょう。

注意点1. 鼻パックなどは過剰に行わないこと

角栓をとるための鼻パックやおでこのパックなどは、過剰に行うと必要な角質まで取り除き、肌荒れをおこしやすくなります。特に肌の弱い人は注意して、炎症や肌荒れをおこさないよう慎重に行いましょう。

注意点2. ゴシゴシこすらないこと

皮膚がベタベタするからといって、Tゾーンをゴシゴシ強くこすることは避けましょう。ウェットティッシュなどの柔らかい素材のものでも、強くこすると肌を守るために必要な角質まで落としてしまうので、肌荒れやニキビの原因になります。

天然由来のコットンタオルや手ぬぐいなどを軽く押し当て、汚れを吸収させるような感覚で汚れを落としましょう。

思春期はホルモンバランスの崩れが原因で、ニキビができやすくなります。特にニキビが集中しがちなTゾーンは、予防やケアを適切に行うことが大切です。規則正しい生活を行い、身体を十分休め、なるべくストレスのない健康的な生活を心がけましょう。

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